プログラミングってなんだろう?
プログラミングとは、コンピュータに「こういう風に動かして」と命令することです。
プログラミングのソフトによって、命令の方法はさまざまですが、スクラッチでは、ブロックを組み合わせて、コンピュータに命令をしていきます。
ブロックの組み合わせには、主に「順次」「くり返し」「条件分岐」の3つの種類あります。
それでは、それぞれどのようなものなのか見ていきましょう。
順次ってなんだろう?
コンピューターに命令したときに、プログラムを上から順番に行っていく処理のことを「順次」と言います。身近な例をあげて、見ていきましょう。
みなさんは、朝起きてから学校に行くまでに何をしますか?
右側のリストをドラッグして、朝の行動を順番にならべてみましょう。
顔をあらってから、朝ごはんを食べる人もいれば、朝ごはんを食べてから、顔をあらう人もいます。
人によって行う順番にちがいはありますが、私たちも生活の中で順番にものごとを行っています。
では、「朝の行動」をプログラムにすると、どのようになるでしょうか。
旗をタップして、確認してみましょう。
このプログラムは、下の図のようにブロックを組み合わせて作っています。
プログラムが上から順番通りに動いていましたね。このような命令の方法を「順次」と言います。

くり返しってなんだろう?
コンピュータに命令したときに、プログラムの動きをくり返す処理のことを「くり返し」と言います。
身近な例をあげて、見ていきましょう。
私たちは「なわとび」をするとき
ジャンプ → 着地 → ジャンプ → 着地 → ジャンプ → 着地 ・・・・
というように、同じ動きをくり返し行っています。
では、「なわとび」の動きをプログラムにすると、どのようになるでしょうか。
旗をタップして、確認してみましょう。
このプログラムは、下の図のようにブロックを組み合わせて作っています。
「ジャンプして着地する」という動きを「くり返し」ブロックではさむことで、くり返えしてほしい回数だけ、動きをくり返してくれます。このような命令の方法を「くり返し」と言います。

条件分岐ってなんだろう?
コンピュータに命令したときに、ある条件に対して、行動が分かれる処理のことを「条件分岐」と言います。身近な例をあげて、見ていきましょう。
みなさんはお出かけをするとき、雨が降っていたらどうしますか?
雨が降っていたらカサをさす、雨が降っていなかったらカサをささないと、私たちは空を見て、自然と次の行動を判断しています。
ほかにも、横断歩道を渡るときや、じゃんけんをするときなど、状況を見て、いろいろな判断をしていますね。
では、「横断歩道を渡る」ときの動きをプログラムにすると、どのようになるでしょうか。
旗をタップして、確認してみましょう。
このプログラムは、下の図のようにブロックを組み合わせて作っています。
信号が青ならすすむ、そうでなければとまる、となるように、条件によって、次の動きを変えています。このような命令の方法を「条件分岐」と言います。
